水道管の凍結はいつ起こる?冬に多発する原因と凍結防止対策
- 菊池工業所
- 12月18日
- 読了時間: 4分
こんにちは。寒さが一段と厳しくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
朝晩の冷え込みが強くなり、暖房が欠かせない季節となりました。
この時期は体調管理だけでなく、住まいの設備トラブルにも注意が必要です。
中でも、冬になると特にお問い合わせが増えるのが「水道管の凍結」です。
「朝起きたら水が出ない」
「蛇口をひねっても反応がない」
「凍結が原因で水道管が破裂してしまった」
このようなトラブルは、実は事前の対策で防げるケースがほとんどです。
今回は、水道管が凍結しやすい時期や原因、そして今すぐできる凍結防止対策について詳しくご紹介します。
水道管の凍結はいつ起こる?【時期と気温の目安】
水道管の凍結は、主に冬場の冷え込みが厳しい時期に発生します。特に以下の条件が揃うと、凍結のリスクが高まります。
最低気温がマイナス4℃以下になる
夜間〜早朝にかけて気温が急激に下がる
日中も気温が上がらない真冬日
強風により配管が冷やされる
多くの場合、12月〜2月にトラブルが集中しますが、3月でも寒波の影響で凍結するケースがあります。
なぜ水道管は凍結するのか?【仕組みと原因】
水道管の中の水は、0℃以下になると凍り始めます。水が凍結すると体積が膨張し、管の内部から強い圧力がかかります。
この状態が続くと、
配管のひび割れ
継ぎ目部分の破損
水道管の破裂
といった深刻なトラブルにつながります。
特に凍結しやすいのは、
屋外に露出している水道管
北側や日陰にある配管
使用頻度の低い蛇口
築年数が経過している住宅
です。
水道管凍結を防ぐための基本対策【今すぐできる】
1. 就寝前に水を少量出す【もっとも効果的】
夜寝る前に、蛇口から細く水を流し続けることで凍結防止になります。水が流れている状態を保つことで、配管内部が凍りにくくなります。※水道料金はかかりますのでご注意ください。
«ポイント»
ポタポタではなく、チョロチョロ流す
家の中の蛇口を一か所でOK
特に冷え込む夜に実施
2. メーターボックス・配管の保温対策
屋外のメーターボックスや配管は、冷気の影響を受けやすい場所です。
以下のもので保温処理を行いましょう。
保温材
乾いたタオルや毛布
ダンボール
発泡スチロール
※濡れていると保温効果が下がるため、必ず乾いたものを使用してください。
3. 屋外蛇口・散水栓の凍結防止
屋外の蛇口や散水栓は、特に凍結トラブルが多い箇所です。
専用カバーや保温材を装着する
この対策だけでも、凍結リスクを大きく下げることができます。
4. 給湯器の凍結防止機能を活用する
多くの給湯器には、凍結防止ヒーターが内蔵されています。電源を切らずに通電状態を保つことが重要です。
※長期不在時は、メーカー推奨の凍結防止方法を確認しましょう。
水が出ない!凍結してしまった時の正しい対処法
無理に溶かさないことが重要
水道管が凍結してしまった場合、自然解凍を待つのが基本です。
やってはいけないNG行動
熱湯を直接かける
ドライヤーを至近距離で当てる
急激に加熱する
これらは、水道管破裂の原因になります。
安全な解凍方法
気温が上がるのを待つ
水道管凍結対策は「事前準備」がすべて
水道管の凍結トラブルは、「起きてから慌てる」のではなく「起こさないために備える」ことが大切です。
冷え込む前に保温対策を行う
夜間の水の流し方を工夫する
給湯器や屋外配管を定期的に確認する
これらを実践することで、冬でも安心して水を使うことができます。
まとめ
水道管の凍結は冬場に誰にでも起こり得るトラブルですが、正しい知識と事前対策があれば、ほとんど防ぐことができます。
寒さが本格化する前に、ぜひ一度ご自宅の水回りをチェックしてみてください。
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