高齢者に優しいトイレリフォーム|安全で快適なバリアフリー空間づくりのポイント
年齢を重ねるにつれて、今まで当たり前のようにできていた動きが少しずつ大変になってくるものです。「少しの段差でつまずきそうになる」「しゃがんだり立ったりすると膝や腰が痛む」といったお悩みはありませんか?
お家の中で、ご高齢の方が特に不便や危険を感じやすい場所のひとつが「トイレ」です。
トイレは毎日何度も使う場所でありながら、狭い空間で立ち座りの動作が必要になり、さらに冬場は寒暖差が激しくなるなど、実は家庭内での事故が非常に起こりやすい場所なのです。
「親が高齢になってきたので、もっと安全なトイレにしてあげたい」
「将来、自分たちが足腰を悪くした時のために、使いやすいトイレにしておきたい」
ご家族みんなが安心して使える「バリアフリートイレ(障害や障壁のないトイレ)」にするためのヒントが満載ですので、ぜひ最後までお読みください。
第1章:なぜトイレにバリアフリーが必要?潜んでいる「3つの危険」
リフォームのポイントを知る前に、まずは現在の一般的なトイレにどのような危険が潜んでいるのかを確認しておきましょう。原因を知ることで、どのような対策が必要かが見えてきます。
危険その1:「立ち座り」による足腰への大きな負担
トイレでの動作の中で、一番負担がかかるのが便座への「立ち座り」です。特に和式トイレの場合は、深くしゃがみ込む姿勢になるため、膝や股関節に大きな負担がかかり、立ち上がる際にバランスを崩して転倒してしまうリスクが非常に高くなります。
また、洋式トイレであっても、手すりが何もない状態で便座から立ち上がるのは、足腰の力が弱くなってきたご高齢の方にとっては大変な重労働です。
危険その2:「少しの段差」と「滑りやすい床」での転倒
昔の家づくりでは、トイレの入り口に数センチの「段差(敷居)」があるのが普通でした。若い頃は無意識にまたいでいたこのわずかな段差が、すり足で歩くことの多くなるご高齢の方にとっては、つまずきの大きな原因になります。
さらに、トイレの床がツルツルとしたタイルやフローリングの場合、スリッパが滑ったり、少し濡れているだけで転倒してしまう危険があります。狭いトイレの中で転ぶと、壁や便器に頭をぶつけてしまう恐れもあり、大変危険です。
危険その3:冬場の「急激な温度変化」による体調不良(ヒートショック)
冬の夜、暖かいお布団から出て、暖房の効いていない冷え切ったトイレや廊下へ行くと、体がブルッと震えますよね。この時、体の中では血管が急激に縮んで血圧がドーンと上がり、心臓や血管にものすごい負担がかかっています。これを「ヒートショック」と呼びます。
トイレで力んだ時にさらに血圧が上がり、そのまま倒れてしまうという事故が、冬場は悲しいことに多く発生しています。トイレを「寒くない空間」にすることは、命を守るためにとても重要なのです。
第2章:安全・快適!ご高齢者に優しいトイレづくりの「5つのポイント」
それでは、これらの危険を取り除き、安心して使えるトイレにするための具体的なリフォームのポイントを5つご紹介します。
ポイント1:和式から「洋式」へ、座る高さを合わせる
もしご自宅のトイレがまだ和式の場合は、思い切って「洋式トイレ」へリフォームすることを強くおすすめします。椅子に座るように使える洋式トイレにするだけで、足腰への負担は劇的に軽くなります。
また、すでに洋式トイレをお使いの場合でも、便座の高さが使う方の身長に合っていないと立ち座りがしにくくなります。最新のトイレは座面の高さをある程度選べたり、後から「補高便座(座面を数センチ高くするクッションのようなもの)」を取り付けたりすることもできますので、一番無理なく立てる高さに調整しましょう。
ポイント2:体をしっかり支える「手すり」の設置
トイレのバリアフリー化で最も手軽で効果が高いのが「手すり」の取り付けです。手すりがあるだけで、腕の力を借りて安全に立ち座りができ、ズボンを上げ下げする際にも体のバランスを保つことができます。
手すりにはいくつか種類があります。
L字型の手すり
便座の横の壁に「L」の字のようにつける手すりです。縦の部分は立ち上がる時に引っ張り、横の部分は座っている時に体を支えるのに役立ちます。
縦型の手すり
トイレの出入り口付近につけることで、ドアの開け閉めや段差を越える時の支えになります。
使う方の利き手や、トイレの広さに合わせて、最適な位置にしっかりと固定することが大切です。
ポイント3:つまずかない「段差の解消」と滑りにくい「床材」
トイレの入り口にある小さな段差は、床の高さを調整する大工工事を行って平らに(フラットに)しましょう。どうしても床の高さを変えられない場合は、小さなスロープ(傾斜のついた板)を取り付けて、つま先が引っかからないように工夫します。
また、床の素材は、水に濡れても滑りにくい「クッションフロア」というビニール製の床材がおすすめです。万が一転んでしまった時でも、タイルなどに比べて少し柔らかみがあるため衝撃を和らげてくれますし、尿がはねてもサッと水拭きできるのでお掃除も簡単です。
ポイント4:万が一の時に助けやすい「ドア」の選び方
トイレのドアの開き方にも注意が必要です。一般的なトイレのドアは「内開き(トイレの内側に向かって開く)」が多いですが、もしトイレの中で人が倒れてしまった場合、倒れた体が邪魔になって外からドアが開けられなくなってしまうという恐ろしい弱点があります。
スペースに余裕があれば、横にガラガラとスライドする「引き戸」にするのが一番安全です。引き戸なら開け閉めする時に体が前後に動かないので、ふらつく心配もありません。引き戸にするスペースがない場合は、「外開き」や、ドアが真ん中で折れ曲がる「折れ戸」に変更することで、万が一の救出がスムーズになります。
ポイント5:寒さをなくす「暖房」と、見えやすい「照明」
ヒートショックを防ぐためには、トイレの中を暖かく保つ工夫が必要です。小型のトイレ用暖房機(人が入ると自動で温風が出るものなど)を壁に設置したり、窓がある場合は、冷気を防ぐために「内窓」を取り付けて二重窓にするリフォームが非常に効果的です。
また、年齢とともに視力も落ちてくるため、夜中でも足元や便器のフチがしっかり見えるように、パッと明るくなる照明(センサーで自動でつくタイプが便利です)への交換もおすすめします。
第3章:負担を減らす!最新トイレの「自動お任せ機能」
最新のトイレには、ご高齢の方の動きを助け、ご家族の負担も減らしてくれる素晴らしい「自動機能」がたくさんついています。ぜひ取り入れたい便利な機能をご紹介します。
1.近づくだけでフタが開く「オート開閉機能」
トイレに入って便器に近づくと、センサーが反応して自動でフタが開く機能です。腰を曲げて重いフタを持ち上げる必要がないため、足腰に負担がかかりません。また、用を足して離れると自動でフタが閉まるので、「フタの閉め忘れ」でご家族が不快な思いをすることもなくなります。
2.流し忘れを防ぐ「オート洗浄機能」
便座から立ち上がると、自動で水を流してくれる機能です。「振り返ってレバーを回す」という動作は、体のバランスを崩しやすい危険な動きでもあります。自動で流れてくれればその動作が不要になり、安全です。また、うっかり流し忘れてしまうことが増えてきたご高齢の方にとっても、常にトイレを清潔に保てる安心の機能です。
3.大きくて見やすい「壁掛けリモコン」
ウォシュレット(温水洗浄便座)の操作ボタンは、便座の横にくっついているタイプよりも、壁に貼り付ける「壁掛けリモコン」タイプが絶対におすすめです。
便座の横にあるボタンは、体をひねってのぞき込まないと見えませんが、壁掛けであれば目の前の押しやすい位置に設置できます。最近のリモコンは、「流す」「おしり」などのボタンが非常に大きく、日本語で分かりやすく書かれている「ユニバーサルデザイン(誰にでも使いやすいデザイン)」になっているため、機械が苦手なご高齢の方でも迷わず使うことができます。
第4章:お金の負担を軽く!「介護保険」と「市町村の補助金」を活用しよう
「バリアフリーの工事は手すりや段差解消など色々あるので、お金がたくさんかかりそう…」と心配されるかもしれません。しかし、日本の制度を上手に使えば、少ない自己負担でリフォームできるケースがとても多いのです。
介護保険の「住宅改修費の支給制度」
ご家族の中に、市町村から「要支援」または「要介護」の認定を受けている方がいらっしゃる場合、介護保険を使ってお得にリフォームができます。
「手すりの取り付け」「段差の解消」「滑りにくい床への変更」「和式から洋式への便器の取り替え」「引き戸へのドアの変更」といったバリアフリー工事であれば、かかった費用のうち最大20万円分までを対象として、その7割から9割を介護保険が負担してくれます。
つまり、お客様が実際に支払うお金は1割〜3割(最大でも数万円程度)で済むという、非常に助かる制度です。
東村山市の独自の補助金・助成金制度
介護保険とは別に、東村山市が独自に行っている補助金制度が使える場合もあります。例えば、「市内の業者を使ってリフォームをする場合」や「お年寄りが住みやすい家にするための工事」に対して、市からお金が補助される制度が実施されることがあります。
こういった制度は毎年予算や条件が変わるため、最新の情報を知っている地元の業者に相談するのが一番の近道です。
※とても大切な注意点※
介護保険も市の補助金も、絶対に「工事を始める前」に役所へ申請して許可をもらう必要があります。 工事が終わってから「お金をください」と言っても1円ももらえません。リフォームを考え始めたら、まずはケアマネージャーさんか、地域の工事会社に早めに相談しましょう。
まとめ
ご高齢者に優しいトイレリフォームは菊池工業所にお任せください!
いかがでしたでしょうか?「手すりを1本つける」「滑りにくい床にする」「自動で流れるトイレにする」といった工夫の数々が、ご高齢のご家族の安全を守り、毎日の生活を豊かにすることに繋がります。
「うちの狭いトイレに手すりはつくのかな?」
「介護保険を使って工事をしたいけど、どうすればいいの?」
「親が使いやすいトイレを提案してほしい」
そんなお悩みやご希望がありましたら、ぜひ東村山市の「有限会社菊池工業所」へお気軽にお声がけください。
私たちは、東村山市で長年ご近所の皆様の暮らしを見守ってきた「水道局指定工事店」です。水回りの専門的な知識はもちろん、介護保険を使ったバリアフリーリフォームの実績も豊富にございます。
お家へのお伺いとお見積もりは無料です。面倒な役所への提出書類の作成なども、ケアマネージャーさんと連携してしっかりサポートさせていただきますので、安心してお任せください。
ご家族みんなが笑顔で、いつまでも安心して暮らせるお家づくりを、私たちが誠心誠意お手伝いいたします。ぜひ一緒に、安全で快適なトイレ空間を作りましょう!
菊池工業所では、東京都東村山市周辺
清瀬市、東久留米市、東大和市、小金井市、小平市、西東京市、埼玉県所沢市などのリフォームを行っております。
ご相談、現地調査、お見積り迅速に対応致します。
住まいの状況に合わせた改善方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
電話(TEL:0800-222-5277)またはLINEにて、お問い合わせをお待ちしております。