豆知識

マンションのトイレリフォーム|タンクレストイレへの交換時の注意点をプロが解説

「ホテルのような、スッキリとしたおしゃれなトイレに憧れる」
「トイレの空間を少しでも広く使いたい」
「タンクの裏側や隙間の掃除が面倒でたまらない…」

そんなお悩みやご希望を持つ方から、現在絶大な人気を集めているのが「タンクレストイレ」です。その名の通り、便器の後ろに水を溜めておく大きなタンクがないため、見た目が非常にスタイリッシュで、お掃除も格段にラクになるという素晴らしいメリットがあります。

しかし、一軒家(戸建て)ではなく「マンション」のトイレをタンクレストイレに交換する場合、実はいくつか気をつけなければならない「マンション特有の注意点」があることをご存知でしょうか?
「カタログを見てデザインだけで決めてしまい、いざ工事という段階になって取り付けられないことが判明した…」というような失敗を避けるためには、事前のチェックが欠かせません。

第1章:なぜ大人気?タンクレストイレの3つの大きな魅力

注意点を知る前に、まずは「なぜこれほどまでにタンクレストイレが選ばれているのか」、その魅力をおさらいしておきましょう。

1.空間が劇的に「広く」なる
一般的なタンク付きのトイレは、後ろに水を溜めるタンクがある分、便器全体が前に大きくせり出しています。一方、タンクレストイレはその大きなタンクがないため、便器の奥行き(手前から奥までの長さ)が10センチ前後も短くなります。
たかが10センチと思うかもしれませんが、もともと限られた広さしかないトイレ空間において、足元のスペースが10センチ広がるというのは、体感としては「劇的に広くなった!」と感じられるほどの大きな変化です。

2.「お掃除」が驚くほどラクになる
トイレ掃除で一番厄介なのが、タンクの裏側や、タンクと便器の継ぎ目の隙間に溜まったホコリや汚れです。手が届きにくく、イライラした経験がある方も多いはずです。
タンクがないトイレは、そういった複雑な凹凸や隙間がほとんどありません。便器の形全体がツルンとした一つの塊のようになっているため、普段のお掃除は便器をサッと拭くだけであっという間に終わります。

3.まるでホテルのような「おしゃれなデザイン」
背の高いタンクがないことで、トイレ空間全体の重心が下がり、壁の見える面積が広くなります。これにより、圧迫感のない、まるで高級ホテルやおしゃれなレストランのトイレのような、洗練されたスタイリッシュな空間を作り出すことができます。

このように魅力たっぷりのタンクレストイレですが、これをマンションに取り付けるためには、次に解説する「3つの壁」を乗り越える必要があります。

第2章:マンション最大の壁!「水圧(水の勢い)」の問題

マンションでタンクレストイレを設置する際、一番最初につまずきやすい最大のポイントが「お水の勢い(水圧)」です。

なぜ「お水の勢い」が関係あるの?
従来のタンク付きトイレは、タンクの中に溜めておいたお水を「ザバーッ!」と一気に落とすことで、その重力と勢いで汚物を流していました。つまり、水道から出てくるお水の勢いが弱くても、時間をかけてタンクに水さえ溜まれば、問題なく流すことができたのです。

しかし、タンクがない「タンクレストイレ」は、水道管から直接お水を引き込み、その水道の勢い(水圧)をそのまま使って汚物を流し去る仕組みになっています。
そのため、水道から出てくるお水の勢いが弱いと、汚物を下水管の奥までしっかりと押し流すことができず、途中で詰まってしまうという大問題が発生するのです。

マンションは高層階ほどお水の勢いが弱くなりがち
一軒家であれば、道路の下を通っている水道管から直接お水を引き込んでいるため、水圧が足りないということはあまりありません。
しかし、マンションの場合はどうでしょうか。多くのマンションでは、まず一度地下や屋上の大きなタンクにお水を貯め、そこから各お部屋へお水を配っています。特に、マンションの上の方の階(高層階)になればなるほど、お水を上に押し上げる力が弱まったり、重力でお水が落ちてくる勢いが足りなかったりして、タンクレストイレを流すための十分な水圧が得られないことがよくあります。

水圧問題の解決策は?
「うちのマンションは高層階だから、タンクレストイレは無理なのね…」と諦めるのは早いです!

まずはプロによる「水圧チェック」を
本当に水圧が足りないかどうかは、専用の器具を使って水道の蛇口から出るお水の勢いを測ってみないと分かりません。私たち菊池工業所のようなプロの業者が事前にお伺いし、しっかりと水圧の検査を行います。


「低い水圧でも流せる」タンクレストイレを選ぶ
最近は各メーカーもこの「水圧問題」を解決するために、トイレの中に小さなポンプ(お水の勢いを強める機械)を内蔵したタンクレストイレを開発しています。こういった「低水圧対応」の機種を選べば、高層階のマンションでも問題なく設置できるケースが非常に多くなっています。


第3章:手を洗う場所はどうする?「手洗い器」の問題

タンク付きのトイレを使っている方の多くは、タンクの上から出てくるお水で手を洗っていると思います。しかし、タンクがなくなるということは、当然「手を洗う場所もなくなる」ということです。

トイレの中に別の「手洗い器」を作る必要がある
タンクレストイレにする場合、トイレの中で手を洗いたいのであれば、便器とは別に独立した「手洗い器」を壁際などに新しく取り付ける必要があります。(「トイレを出てすぐの洗面所(お風呂の脱衣所など)で手を洗うから、トイレの中に手洗い器は必要ない」という方はこの問題はクリアです)

マンションで手洗い器を新設するのは大変?
一軒家であれば、手洗い器を作るために新しくお水の管(給水管)と、使ったお水を流す管(排水管)を床下や壁の中に通す工事も比較的簡単にできます。
しかし、マンションの床下や壁の中はコンクリートで覆われていることが多く、自由に配管を増やす大掛かりな工事ができない、またはできたとしても莫大な費用がかかってしまうケースがほとんどです。

解決策:今の配管をそのまま利用できる「賢い手洗い器セット」
この問題を解決するために、各トイレメーカーから素晴らしい商品が発売されています。
それは、「今ある便器の配管を枝分かれさせて、手洗い器用のお水と排水に利用する」 という画期的なシステムです。

このシステムを使えば、床や壁を壊して新しい管を通すような大掛かりな工事は一切必要ありません。便器と同じ場所からお水を取り、手を洗って使った後のお水も、便器の排水管に合流させて流すことができます。
細い配管は壁の隅に沿わせ、カバーで綺麗に隠すことができるため、見た目も非常にスッキリと仕上がります。マンションでタンクレストイレと手洗い器をセットにする場合は、この「既存の配管を利用できるタイプ」を選ぶのが一番賢く費用を抑えられる方法です。

第4章:見落としがち!「お水の流れる方向(排水方式)」の違い

便器の足元や後ろ側を覗き込んだことはありますか?実はトイレから流れた汚水が通る太い管(排水管)の向きには、大きく分けて「2つの種類」があります。

床排水(ゆかはいすい):便器の真下の「床」に向かってお水が流れていくタイプ。一軒家に多いですが、最近のマンションでも使われています。


壁排水(かべはいすい):便器の後ろ側から「壁」に向かって太い管が突き出していて、そこへお水が流れていくタイプ。マンション特有の作りです。


自分の家のトイレがどちらのタイプか確認しよう
マンションで非常に多いのが、後者の「壁排水」のタイプです。便器の後ろを覗き込んで、壁に向かって太い筒のようなものが繋がっていれば壁排水です。
壁排水のトイレには、「壁排水に対応したタンクレストイレ」を選ばなければ、管の位置が合わずに取り付けることができません。

壁排水の場合の注意点:後ろのスペースに余裕はあるか?
壁排水のタンクレストイレを選ぶ際、もう一つ注意したいのが「便器の後ろの隙間」です。
壁排水の場合、太い排水管を壁に繋ぐためのスペースが必要です。タンクレストイレはタンクがない分奥行きがコンパクトになるのが魅力ですが、この排水管の接続状況によっては、思ったよりも便器を後ろの壁にピタッと寄せて設置できず、「カタログで見たよりも前に出っ張ってしまった」ということが起こり得ます。

これも、私たちのようなプロが事前に今の配管の位置(高さや壁からの距離など)をしっかりと採寸し、どの機種であれば一番スッキリと収まるかを見極める必要があります。

第5章:マンションならではの「ルールとマナー」

一軒家とは違い、マンションという集合住宅でリフォームを行う場合には、建物のルールを守り、ご近所への配慮をすることが欠かせません。

1.管理組合への「事前申請」を忘れずに
マンションには必ず「管理規約」というルールがあります。トイレの交換のようなリフォーム工事を行う場合、工事の何週間か前までに管理組合(または管理会社)へ「工事の申請書」と「図面」などを提出し、許可をもらわなければならない決まりになっていることがほとんどです。
また、マンションによっては「床材を張り替える場合は、下の階に音が響かないような素材でなければならない」などの細かい決まりが設けられていることもあります。
勝手に工事を始めて後からトラブルになるのを防ぐため、まずは管理人さんや管理会社へ「トイレのリフォームを考えている」と相談してみましょう。

2.両隣と上下の階への「ご挨拶」
トイレの交換工事は、通常1日で終わることが多いですが、古い便器を外す際や、新しいものを固定する際に、どうしてもコンクリートに響く「ガガガガッ」という大きな音や振動が出てしまいます。
水を通す管をいじるため、マンション全体、あるいは一部の部屋の水道の元栓を一時的に止めなければならないケースもあります。
工事の日程が決まったら、必ず両隣と上下の階の方へ事前の挨拶を行い、何日の何時から何時まで音が出るのかを丁寧にお伝えしておくことが、気持ちよく住み続けるための大切なマナーです。

まとめ:マンションのトイレリフォームは経験豊富な地元のプロへ!

いかがでしたでしょうか?マンションでタンクレストイレにするためには、

お水の勢い(水圧)は足りているか
手洗い器をどうやって設置するか
排水の向きは床か壁か
マンションのルール(管理規約)はどうなっているか
という、一軒家にはないいくつもの確認ポイントがあることがお分かりいただけたかと思います。

「なんだか難しそうで、自分たちではどのトイレを選べばいいか分からない…」
ご安心ください!そのために私たち水回りのプロフェッショナルがいます。

東村山市の「有限会社菊池工業所」は、長年多くのマンションでの水回りリフォームを手がけてまいりました。マンション特有の配管の構造や、水圧の問題、そして管理規約に沿った工事の進め方まで、豊富な経験と知識を持っています。

お客様のお宅にお伺いし、水圧の測定や配管の確認を無料で行った上で、「お客様のマンションに一番ぴったりで、最もお得に設置できるタンクレストイレ」を、専門的な難しい言葉を使わずに分かりやすくご提案させていただきます。
もちろん、管理組合への申請書類の作成サポートや、ご近所への配慮などもしっかりと行いますので、安心してお任せください。

憧れのホテルのような、スッキリと広くてお掃除がラクなタンクレストイレ。マンションだからと諦めずに、まずは一度、菊池工業所へお気軽にご相談ください。
毎日の生活がちょっと豊かになる、素敵なトイレ空間を一緒に実現しましょう!

東村山市周辺でリフォームご希望の方はお気軽にご相談ください。
ご相談、現地調査、お見積り迅速に対応致します。

住まいの状況に合わせた改善方法をご提案いたします。

菊池工業所では、東京都東村山市周辺
埼玉県所沢市、清瀬市、東久留米市、東大和市、小金井市、小平市、西東京市などのリフォームを行っております。

電話(TEL:0800-222-5277)またはLINEにて、お問い合わせをお待ちしております。

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